--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009-10-21

日本歌曲の世界を堪能

昨夜は津田ホールで大野一道先生のリサイタル、テーマは「玄(おおもと)」という演奏会(テーマリサイタル)に触れ 日本歌曲の趣・情緒・世界・真髄を堪能して来ました。とても素晴らしい演奏会で感動いたしました。先生の柔らかい日本的な表現、詩と音楽が一体になった共鳴。一音一音丁寧に魂を込め歌われる心地よい立体的な空間的な歌唱の響きがジーンと胸に打たれました。日本の心・趣が空間に広がり安らぎのひと時を過ごしました。第一部は、「秋」をイメージした歌曲や童謡。しみじみ情感が伝わり、昔に戻った懐かしい気分でした。まさに郷愁です。美しい日本の四季がまるで見えてくるような感じでした。終演後のレストランでのパーティーも大いに盛り上がりました。著名な方もたくさんご来賓でいらっしゃっていました。



プログラム

第一部は おなじみの歌曲・唱歌・童謡を集めて。

秋の月、ちいさい秋みつけた、七つの子、しかられて、鐘がなります、夕焼け小焼け、砂山、待ちぼうけ、荒城の月、高田三郎の「啄木短歌集」(全曲)



第二部は 神話を題材にした モノオペラ「やまたのおろち」

やまたのおろち」
モノオペラ 第四作

文 :舟橋克彦

作曲:近藤 圭

台本・構成:大野一道

モノオペラということで一人何役と現代オペラであり、音楽も大変で まさに熱演でした。見事に歌い上げ語りもよかったです。お能的な謡いなど日本的伝統的歌唱法も取り入れ、ずっと頭上に響くような空間的な響きを体感いたしました。圧倒しっぱなしな迫力満点なモノオペラ作品でした。



アンコールは「とんび」、「この道」。情景が目に浮かびうるうるしてしまいました。



今井顕さんのピアノ伴奏も繊細、ダイナミックで素敵でした。高い難易度が要求されるモノオペラのピアノ演奏の超絶技巧はすばらしかった。モノオペラで大事な役目である効果音的なパーカッションを見事に表現・演奏した 鈴木未知子さんの演奏も大変立派でした。


日本語におけるベルカントの自然発声(日本語歌唱法)を試みて、また童謡唱歌や歌曲の詩に内在する、奥深い日本の美の心を求め、演奏表現に結びつけるべく的確な表現法の体得を目指したいとおもいます。




日本の素晴らしい歌を世界に発信し、日本の美 或いは 東洋の美の表現・感覚を伝えていきたいですね。

若い世代にもどんどんたくさん日本の伝統・歴史ある歌曲を伝え、継承できたらとおもいますね。我々も日本歌曲の奥ゆかしさ・奥行き表現を学び受け継いで勉強していきたいです。



来年は、11月に紀尾井ホールで「開(かい)」というテーマ・リサイタルで日本歌曲の演奏会が開催されるみたいです。




■大野一道 声楽家・芸術プロデューサー■

地球と人類の調和と循環の起点を踏まえた東洋普遍の立ち位置からの演奏表現を提唱。日本の美の心を深く歌い伝えるべく広く国内外に演奏活動を展開する。

自作の台本、構成演出による四作のモノオペラ(一人芝居のオペラ)、自作の詩による歌曲など、創造的な視点を明確にして、常に音楽界の先端を歩み続けてきた。

中ノ島・東洋陶器美術館での李朝白磁の壺との出逢いに『表現とは存在すること』と目覚め、1984年より「存在からの響を求めて」「風の心に乗る」「地の上に立つ」「野を歩む」「源」「放」など、東洋の本質世界への志向を明確にした独自のテーマリサイタルを展開する。

先駆けて、1980年より取り組むコラボレーションは、故司馬遼太郎が「私どもの誇りである人として」と賛文を送る、薔薇匠、津志本貞氏を初めとして、作家・詩人・映像など様々なジャンルに及ぶ。1990年自らの総合プロデュースによる「薔薇に聴く」・薔薇と書と音楽の共演では、超満員の会場が津志本氏の一万本の薔薇の芳香に満ち、感動のため息が漏れた。

1994年のヨーロッパレコーディング演奏旅行を機に西洋と東洋の美の本質を再考、東洋の深さを世界に発信すべく日本語の歌唱表現の確立に向かう。1997年自らの台本・総合プロデュースによる「おらとりお・『天地の謳』」を大阪・ザシンフォニーホールにて世界初演、地球の誕生から消滅までを全八章に綴る。1999年5月世界文化遺産、姫路城三の丸広場で第4作モノオペラ「やまたのおろち」をジャズトランペッター日野皓正氏と競演。一万人の集客を得て各紙の一面を飾る。同年11月アントニー・ヴィット(現ワルシャワフィル総監督)指揮ポーランド国立放送響と自作の詩による歌曲を含む近藤圭の三曲の歌曲を共演、東京オペラシティー武満メモリアルホールに日本の『間』を創出する。

自作の台本による4作のモノオペラ、演奏を人間存在の謳(うた)と捉えたテーマリサイタル等、音楽界における創造表現の先端を歩み続けてきた。「1+1=一=∞」の公式を掲げ、ハミングを用いて心身の調和を導く内観共振法を提唱。音楽のみならず各方面の反響を呼んでいる。


CD「野を歩む」
CD「Andeutung im Mondschein」(独にて出版)
詩集『風のこころに乗る』
台本 おらとりお・『天地の謳』
芸術論『観る』
連載 音楽現代「音を観る」(2009年9月現在54回)


スポンサーサイト

theme : 音楽のある生活
genre : 音楽

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

おがバリトン

Author:おがバリトン
小川雄亮 YUSUKE OGAWA :声楽家(バリトン歌手、オペラ歌手、カンツォーネ歌手)
声種はバリトンBaritono: 東京都出身。日本大学芸術学部音楽学科声楽コース卒業。同大学院博士前期課程芸術学研究科音楽芸術専攻修了。在学中よりオペラ、各種演奏会に多数出演。NPOみんなのオペラ公演(岡村喬生総監督・演出、飯守泰次郎指揮東京ニューシティ管弦楽団)『蝶々さん』にて官吏、ぼんぞーの二役を歌い好評を得る。秘密の結婚」、「カルメン」、「ドン・パスクワーレ」、「椿姫」、「ルル」、、「こうもり」、「メリー・ウィドウ」などに出演。 また『クリスマス・カンタータ』のバリトンソロを務める。長江杯国際音楽コンクール第3位、アジアクラシック音楽コンサートオーディション新人賞、フレッシュアーティストオーディション奨励賞、オペラアリアコンクール奨励賞、全日本クラシック音楽オーディション審査員賞受賞。オペラ、オペレッタ、ミュージカル、音楽劇にも出演しコンサートでも活躍中。 カンツォーネを得意とし、オペラ唱法を駆使し活動の場を広げカンツォーネのほかシャンソン、映画音楽などを得意とし、ライヴハウスやホール、レストラン、ホテルなどのショーに出演。また近年、日本語の歌(歌曲、唱歌や童謡、歌謡曲)の普及に力をいれ積極的に取り組んでいる。 現在、バリトン歌手として演奏活動の傍ら、評論家、オペラ研究家、執筆活動、作詞家、編曲家、各地で指導者や合唱団のヴォイストレーナー、コンクール審査員としても活動している。 合唱団「つつじ」特別団員。 日本ロッシーニ協会会員。座間市演奏家連盟会員。
オペラ、オペレッタ、ミュージカル、歌曲、歌謡曲、カンツォーネ、ナポリ民謡、イタリアン正統派クラシックのスタイルの歌曲、オペラから、ミュージカル、映画音楽、カンツォーネを得意とする。様々なジャンルとコラボ・コンサートやライヴ活動を各地で独自のスタイルで展開する。・ポップスを得意とする。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。